はじめての抱っこ紐、何を選んだらよいのか分からない。
抱っこ紐の使い方はこれで合ってる?
おんぶしてみたいけど、怖くてできない。
抱っこやおんぶに対してこのようなお悩みをもっていませんか?
そんな人にピッタリの「抱っこ紐&おんぶの試着相談会」へ行ってきたので、レポしたいと思います。
- 抱っこ紐の使い方がしっくりこない
- スリングの使い方を知りたい
- おんぶに興味がある
参加前の悩み
今回、この相談会に参加する前、わたしはこんな悩みを抱えていました。
そんなときに出会った相談会
ネットサーフィンをしていると「抱っこ紐&おんぶの試着相談会」の投稿を発見しました。
「まさに今、求めていた情報だ!」と大興奮でとびつき、お友達を誘ってすぐに申し込み。
1週間後の相談会を心待ちにしていました。
体験会内容
3月下旬。大分県大分市某公民館にて開催されました。
主催しているのは、ベビーウェアリングコンサルタントの吉野かおりさんと、ベビーウェアリングコンシェルジュの品川瑤子さん。
ベビーウェアリング(babywearing)という言葉は2000年代から使われるようになりましたが、その概念や意味ははっきりしていません。(2020年1月現在)
中略だっことおんぶの研究所は狭義には、以下のように定義しています。
1.養育者と子の体がある程度密着している
NPO法人 だっことおんぶの研究所HP
2.抱く・おぶうために腕(身体)以外の道具を使用している
3.“wear”の単語に象徴されるように「持つ」「ぶらさげる」のではなく、子をまとっている
吉野さんは、大分市で抱っことおんぶのサロン「ベビーウェアリングデイズ大分」を開設されており、サロンではさまざまな抱っこ紐やおんぶ紐を試すことができます。また、ベビーシッターの資格も持ってらっしゃいます。
ベビーウェアリングや、ベビーシッターとしての支援を通してママ達の身体的負担と精神的負担を減らしたいという思いで活動していらっしゃいます。
品川さんは、「ママたちが心も身体も健やかに、ママにとってプラスになる運動と情報を届けたい!」との思いで「すこママ+♪おおいた」というサークルを立ち上げ、ママたちへの情報発信や、講座の開催をされています。
赤ちゃんと一緒にダンスする「抱っこdeダンス」や、フィットネス・バレエ・ヨガの要素を組み合わせたエクササイズ「バレトン」を開催し、子ども連れで楽しく身体を動かせる場を提供してくださっています。
会場は和室で、全身鏡を使って抱っこやおんぶのやり方を確認できるようになっていました。
到着すると、部屋の中央に置かれた色鮮やかなたくさんの布に目を奪われます。
限定色が出ると、つい買っちゃってどんどん増えちゃうのよね~。
沼にはまってます。
その言葉どおり、スリングや兵児帯(へこおび)、ベビーラップなど、お店ではなかなか見ることのない抱っこ紐が素材違い、柄違いでずらりと並んでいました。
他にも、一般的なメーカーの抱っこ紐も用意してあり、試着できるようになっていました。
参加者はわたしを含め3人。(と、それぞれの赤ちゃん)
まずはじめに、簡単な自己紹介と、参加者の抱えているお悩みを伝えます。
- 1人目のときに使っていた抱っこ紐の使い方、なんかしっくりこなくて相談したい
- スリングやベビーラップに興味があって、試してみたい
悩みや興味のあることをお2人に伝え、体験会のスタートです。
正しい抱っこと抱っこ紐のつけ方
まずはじめに、赤ちゃんの正しい抱っこの方法を教えてもらいました。
- なるべく高い位置で抱っこする(低い位置だと重く感じ、ママの体へ負担になる)
→おでこにキスできるくらいの高さ - 反り腰にならないよう、立つ姿勢をまっすぐにする
この抱っこの姿勢を基本としながら、それぞれが持参した抱っこ紐の正しい使い方をレクチャーしてもらいました。
抱っこ紐をつける時のポイントは
- 赤ちゃんの股関節がM字になるよう抱っこ姿勢をととのえる!(股関節脱臼予防のため)
- 腰ベルトは腰に巻かない。ウエストに巻く!(赤ちゃんの位置が高くなる)
- 腰ベルトのパッドは中央にくるよう調節する!
- 背中のバックルは肩甲骨のあたりでとめる!(ママの体への負担軽減)
わたしはエルゴを持参したのですが、今まで一度も触ったことのないパーツを調整されて驚きました。それが、ここです↓↓
「ここをもう少し広げたほうが良いね」そう言われて位置を調節すると、確かにお尻が広くカバーされて、赤ちゃんの足が自然にM字になっています。
(これまでは、真ん中の黄色のところにつけていましたが、1番外側の白いところへつけ直しました)
また、背中のバックルの位置も上にあがりすぎていたので、肩甲骨のあたりで留める方法を教えてもらいました。
サイドのバックルをゆるめて、バックルを届く位置で留める
↓
肩ひもを背中側にぐっとさげる
↓
サイドのバックルを締める
この方法で、無理なく背中のバックルが肩甲骨のあたりにくるようになりました。
赤ちゃんとの密着度も強まり「正しい位置で着用できている」ことが実感できました。
おんぶ紐体験
つづいては、おんぶ紐のつけ方を教えてもらいました。
吉野さんによるおんぶのお手本
↓
人形を使っておんぶの練習
↓
赤ちゃんで実践!
という流れ。
はじめて次女をおんぶをしてみた感想は・・・
怖い・・・
背中に赤ちゃんを回すときやおろすときに落ちちゃいそう!
できるようになるかしら・・・
と不安でいっぱいでしたが、
大丈夫。
昔の人は毎日のようにおんぶしていたんだから、できないわけないよ~
この言葉に励まされながら、練習を繰り返しました。
また、おんぶ育児にはたくさんのメリットがあることも教えてもらいました。
背負うときのコツ、よりよいおんぶ姿勢のアドバイスなど、実際にやりながら疑問に答えてくださります。
次女が心地よさそうに背中におさまる姿を見て、「おんぶ紐を使いこなせたら、わたしも子どももハッピーに過ごせそう!」と思い、購入を決意。
しかし、おんぶ紐とひとくちにいっても、一般的なものから、サイズの違うニー・トゥー・ニータイプ、兵児帯など様々な種類があり、どれを選べばよいか迷ってしまいます。
初心者でも扱いやすくて、サイズが合うものがどれだが分からない~
と慌てなくても大丈夫!
講師のお2人が、赤ちゃんをみながら1番オススメのものを提案してくれます。
そして気になるものがあれば実際に試すこともできます。
次女はお尻をおおう面が広く、ひざ裏までカバーできるニー・トゥー・ニータイプのものを提案してもらい、後日購入しました。
お2人おすすめのメーカーは「北極しろくま堂」。
布地の染めから裁断、縫製までとことん日本製。人間工学の観点をとりいれて、赤ちゃんとママ、パパの抱き心地まで考えられたこだわりの製品がそろっています。
- おんぶ育児はメリットがたくさん
- おんぶの方法は対面でレクチャーしてもらうと安心
- おんぶ紐は種類がたくさんあるため、実際に試せる&プロに赤ちゃんに合ったおんぶ紐を選んでもらえるのが嬉しいポイント
スリング体験
長男出産のときに、姉が手作りのスリングをプレゼントしてくれました。
特に首すわりまでの期間に重宝して使っていましたが、首すわり後の使用方法が分からず、せっかく作ってもらったのに活用できていないことが気がかりでした。
今回、首すわり後のスリングの使い方を初めて教えてもらいました。
まだまだスリングが使えること、さらに長女(2歳)もスリングで抱っこできること、大きな子のスリングを使った抱っこの仕方まで教わりました。
- 1枚布とリングで作られたシンプルな作りなので、かさばらない
- 新生児期~3歳くらいまで使用できる。(北極しろくま堂スリングの場合)
- 使用方法にコツがいるため、専門家に教えてもらうのがオススメ
受講したあとの変化
ピタッとコアラみたいなスリング生活
さっそくその日から、次女と移動時はスリングを使うようにしました。
ピタっと密着感あり、安心している様子。ぐずったときなどにも活躍しています。
そして、2歳の長女にもスリング使えました!わたしと密着しているのが嬉しい様子で終始にこにこです。
ただ、抱っこする前に、スリングの布をととのえておかないと、布を引っ張って調整する際にうまくいかなくなるので、そこはもう少し練習が必要かな~といったところ。
もうこれなしの生活には戻れない!大活躍のおんぶ紐
体験会から1週間後、注文していたおんぶ紐が届きました。
届いたその日から使用開始。
習ったことを思い出して、慎重に慎重に・・・・
できた~!!!無事におんぶ成功。
おんぶをマスターしてからは、家事がめちゃくちゃはかどるようになりました。
など、良いことづくめ!
さらに、長女(2歳)のおんぶにも挑戦。
次女よりも体が大きい分、安定感あるし、高い位置でおんぶできているので、一緒に料理などするにはこのくらい大きくなっている方が、見て学ぶ感じがあるのではないかなぁと思いました。
また、次女が産まれてから抱っこの優先順位がどうしても下がっていた長女。
甘えん坊の彼女とも肌を触れ合わせることのできる良い機会になるなぁと思いました。とっても嬉しそうにしています。
おんぶし始めの頃は正直、肩への負担を感じていました。
しかし、扱いに慣れ、正しい位置におんぶができるようになった今、かなり負担は減ったように思います。(高い位置でのおんぶがポイント!)
おわりに
今回の相談会をきっかけに、わたしの育児生活はガラリと変わりました。
3人も育てていたのに、抱っこ紐を正しく着用できていませんでしたが
正しい着用方法を知ったことで、赤ちゃんもわたしも快適に過ごせるようになりました。
また、おんぶ紐を導入したことで家事効率があがり、次女だけでなく長女とのふれあいも増えたことで、家族としての幸福度もアップしました。
スリングやおんぶ紐はとっても便利ですが、使い方に少しコツが要ります。
対面でレクチャーしてもらうことで安心して自信をもって日常生活で使うことができるなぁと実感しました。
わたしと同じように、赤ちゃんの抱っこやおんぶでお悩みのママがいたら、ぜひ専門家のアドバイスを受けてみてくださいね。
今回、わたしは大分県での参加でしたが、ベビーウェアリングの専門家の方々は、全国で活動していらっしゃいます。
下のリンクから全国の専門家を検索することができますので、興味がある方はのぞいてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
わたしの経験がどなたかの参考になれば幸いです! では、また次の記事でお会いしましょう~(^^)
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